2008年 03月 27日
絶景かな、絶景かな。 |
15F客室からの朝の眺め。
ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル。
六本木、森タワーのシティービュー。森美術館との共通券は1500円です。
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2月末に奈良に帰ったので、母や姉と会うのがしばらくぶりというわけではありません。
が、東京で会えるとは思っていませんでした。
東京の大学を出て、しばらく東京で暮らしていた姉も何十年ぶりかなので、その変貌ぶりに驚いています。
最初、横浜から六本木の国立新美術館で私の作品を観たあと、私の部屋や、同じ方面の叔父・叔母の家を訪ね、そんなに遅くならないうちに家まで辿り着きたいと言っていた母ですが。
「東京は思ってるよりずっと広いし、乗換が大変だよ」
いかに無謀かということを(笑)それとなく分かってもらおうと、六本木にある森タワーのシティービューを案内しました。
「あんた、本当に高いところが好きねぇ」
と笑っていた姉でしたが、53階から眺めると、本当に広いです。
「それにしても、建物があっち向き、こっち向きしてるねぇ」
「皇居を中心にして放射線状に道が伸びているから」
「パリもそうだったけれど」
お母さん、東京をパリと比較してもしょうがないです(笑)
すぐに山にぶつかる関西の眺めと違って、どこまで行っても平野です。
春霞で被写界深度が浅くなっていたので、なおさら茫漠たる感じがします。
「その向こうはどうなってるの?」
「埼玉とか、千葉とか…ずっと平野が続いてる」
「………」
そして国立新美術館に寄ったらもう帰りましょうということになったのです。
めでたし、めでたし。
ずっと運動をやっていて、勤めていた高校ではダンスを教え、定年後も能をやっていたので、足腰は強い母ですが、ここ数年、故障したこともあって弱くなっていました。
こうやって見ていると、まだまだ元気です。
一安心!
ってエラソーに言いましたが、別れ際。
「お母さん、やっと安心したわ」
まごまごしないで案内する娘の姿を見、美術館に展示された作品を見た母が、そう一言呟きました。
タネを明かすと、この周辺は何度も来ていて慣れているだけなのよ。
でも…強気の母は普段何も言いませんが…ずっと心配を掛けていたのね。
ごめんね。
by sana_labo
| 2008-03-27 10:46